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失敗しない家づくりのためのコラム

処分に数百万円かかるゴミになるか、資産になるか。

2018-10-20
つい最近まで(実際は今もなお)、
日本の住宅市場において建物の価値というのは
低く扱われてきました。
「家は建てて20~25年で価値はなくなる」と聞いたことはありませんか?
これは財務省令において
木造住宅の耐用年数を22年と定めている
ことが影響していると言われたりしますが、
いずれにしろ、住宅の性能や耐久性に関しては
多くの研究がなされ、日々向上しているのにもかかわらず、
その価値が正しく評価されないままの状況が続いてきました。
 
このような市場環境を改善する為に近年、
国や業界団体は中古住宅流通の活性化に繋がる施策を
進めています。
(『インスペクション』『安心R住宅』といったワード、
聞いたことありませんか?)
 
私の勝手な予測(というよりも期待)では、
今後日本の住宅市場においても
中古住宅(建物)の価値が見直され、
良質な中古住宅にはきちんとした価値が認められる時代がくると考えています。
 
では良質な中古住宅とはどのようなものでしょうか?
 
正解は
“基礎” “構造躯体” “断熱材” “屋根材” などの
性能に関わる部分についてしっかり考えて、
かけるべきところにお金をかけてある住宅です。
 
このような住宅は耐久性が高く、安全であり、快適でもあり、
さらにメンテナンスもしやすい(メンテナンス費用もあまりかからない)
といった、良いこと尽くめの住宅となりやすく、
単純に市場価値が高いだけでなく
住む人にとっても高い価値のある住宅だと言えます。
 
 
逆に上記の部分を疎かにした場合どうなるでしょうか?
 
そうです。
20年~25年後には処分に数百万円かかるゴミになります。
 
もし、あなたが自分の建てた家をお子様に譲ろうと考えているのなら
ゴミを譲りますか?
 
実は私は
住宅は代々受け継ぐものであるべきとは思っていません。
ですが、建てては壊し、建てては壊しの繰り返しは
まず広い目で見て地球環境にとってマイナスです。
そして、価値のない住宅を建てることは
上述のように最終的にあなたにとっても、
次の世代にとっても損になります。
 
良質な住宅を、必要な人が(親子は関係なく)、
必要なタイミングで住み継いでいく。
そうした良い循環が生まれると良いですよね。
 
是非、これから家づくりを考えるのであれば、
将来、お子様や他の誰かに譲るときに“価値があるか”、
ここまで考えて家づくりを進めてもらえたらと思います。
 
ハウジング工房有限会社

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